ステイ・ゴールド [小説]
~ステイ・ゴールド~
数年前に絶版になっていたこの作品を、もう一度出版するに至った
経緯は・・・。
この作品に登場する少女たちと同じ年頃を迎えた我が娘のために、
父親の書いた作品を読んで欲しいと思ったことがきっかけでした。
近年の野沢作品は、娘には少し過激で難し過ぎますが、この作品は
12歳の少女たちが永遠の友情を求めて旅をするストーリーです。
野沢版スタンドバイミーといった感じでしょうか。
今の娘には、テーマも年齢もぴったりの作品です。
この作品のメッセージを、そして、作品の中に生きる父親を感じて
くれたら・・・。
理由はそれだけでもなく、私自身へのエールでもあったのです。
今私は41歳です。
永遠に44歳のままの野沢の年齢を超える日が来ます。
その日を迎えることへの戸惑いがありました。
今もあります。
でも、この少女たちのように頑張って、自分の人生を生きていける
ように、時折読み返したいと思う作品です。
いろんな思いのなか、新しく幻冬舎さんより、出版させていただくことに
なりました。