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ラストシーン [ドラマ]

2004年の6月26日深夜から27日未明、野沢は何を思っていたんでしょうか・・・・・・・。
3年後のその時間を過ごすために、私は大好きな作品親愛なる者へ1話から12話まで観ました。
昔の作品ですが、ストーリーも台詞も、今見ても衣装と髪型以外は全然古くなくて、男女の心の動き、愛ってなんだろう、夫婦ってなんなんだろう、家族ってなんだろうって、真剣に考えました。そして登場人物たちの真摯な生き方に感動しました。本当に近年の野沢作品以上に台詞が輝いてるんです。そして、あの頃の作品を観ると本当に心が優しくなって、人に対しても優しくなれる気がします。

今観終わって・・・。
ラストのシーン覚えてますでしょうか? 場所は写真館、こんな台詞でした。


       望は後ろからそっと囁く。
 
望    「どっちが先に死んでも 今日のこの写真を葬式に飾ろう」      

凪子   「・・・・・(頷き、なごんでゆく)」

望    「ふたりが幸せだったときの写真を飾るんだ」 
   
凪子   「私が先に死んでも?」

望    「俺が先に死んでも」



ドラマでは、数十年後の葬儀シーンで、このとき撮った2人が一番幸せだったときの写真が飾られエンドクレジットが流れます。このドラマは、野沢が一番理想としていた夫婦の姿を描いたんだと思います。実際に野沢の亡くなったときには使いませんでしたが・・・。今日がちょうど野沢の3回目の命日ですから、ドラマの葬儀のシーンの祭壇をイメージして、この公式サイトをご覧の方だけに、このドラマと同じように、私たちが一番幸せだったときの写真を公開したいと思います。
苦情があったらすぐに削除しますので遠慮なくお願いします^^;
(私は一般人ですし恥ずかしいので、横顔の写真にさせていただきました)

     
18年も前の写真ですから古さを感じさせますがご容赦ください。でも若い頃の野沢尚は意外と素敵でしょ?(こう言うのって親ばかでなくて何て言うのでしょうか・・・^^;)
 


2007-06-27 02:50  nice!(3)  コメント(23)  トラックバック(0) 
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コメント 23

Sho

「親愛なる者へ」のラストシーン、拝読しながら鮮やかによみがえってきました。
確か、本放送を観ながら、私は泣いていた記憶があります。
本当に暖かく、いいシーンだったと思います。
野沢さんのお書きになったものは、おそらく何十年後も古さを感じさせないのではないでしょうか。(僭越に失礼しました)
それは昨今のドラマにありがちな、うわべだけの作品ではなかったからだと思います。
そういった作品を生み出されるために、どれほどのエネルギーを要されたか・・今さらながら、驚嘆し、頭が下がる思いがいたします。

お写真、すてきです。
by Sho (2007-06-27 09:22) 

野沢様、おはようございます。本当に素敵な文章と、とっておきの御写真ですね。ご両人とも幸せ一杯の笑顔で。私の亡くなった母も、最後は意識はほとんどなかったのですが、辛いことではなく、人生で一番幸せだった時期を、私達家族の思い出と一緒に旅立ったのだと思います。

貴重な御写真を公開してくださって、ありがとうございます。私は両親の結婚式の写真(実家の御座敷で撮ったもの)を見て、本人を前に大笑いして、後で物凄く怒られました(苦笑)でも昨年の命日に、叔母達と改めて見て、恥ずかしそうな、嬉しそうな、なんとも言えない幸せが滲んだ表情の両親が写真の中にいて、この2人が出会わなければ、私は生まれなかったのだと思うと、ちょっぴり神秘的なものを感じました。私も両親の結婚式の写真は、大事に取っておき、自分の結婚式の時に飾りたいと思います。ありがとうございました。
by (2007-06-27 09:40) 

野沢

Sho さま
コメントありがとうございます。
確かにうわべだけじゃなかったと思います。
作品に登場する人物にたいして、個人の抱える事情をどこまでも追求し内面にせまる物語の作りかたは、まるで実在する人物のようなリアリティーを持つのだと思います。
そして、登場人物たちが口にする台詞は、人々の心に響き、忘れられない記憶として残るのだと思います。
何か辛い出来事があっても、野沢作品を観たら救われる気がします。
by 野沢 (2007-06-27 16:49) 

野沢

ピョル さま
古めかしい写真でお恥ずかしいですが、2人が同じスタートラインに立った日。そして、恋人から夫婦になって、子供をもうけ家族になり、同士になって・・・・・。

ご両親の一番幸せだったときの写真ですね。文章から絵が浮かんできました。素敵な写真が残っていてよかったですね^^
おっしゃるように、ご両親の出会いも、ピョルさまがこの世に存在することも、とても神秘的なことですよね。
たくさんの偶然と出会いがあって、私たちがこうして生きていることも・・・・・。
大切に生きていきたいですね^^
by 野沢 (2007-06-27 17:08) 

さんちゃん

とてもステキなお写真ですね。

親愛なる者へ。最終回覚えています。
望は自分の分身だったと、親愛なる者への本で読みました。
本当に、野沢さんの想いを、望や凪子が代弁していたのでしょうね。

わたしは恋人よが好きで、(勝手ながら)ファンサイトを
作っていますが、
HPのタイトルが決まらないまま、無意識に、
親愛なる・・というタイトルを使わせてもらっています。

本当に無意識に、このドラマのこの
親愛なる者へ の言葉が(わたしにとっても)好きだったのでしょうね・・
by さんちゃん (2007-06-27 21:46) 

真理庵

お写真、とてもステキです♪
「親愛なる者へ」は残念ながら観ていませんでした。1992年放映でしたよね?当時7月に親友シノが癌で亡くなり、TVの記憶は殆どありません。あれから15年。ステキなストーリーだと思いました。DVDで観てみたいです。私が持っているのは「眠れる森」と「川、いつか海へ」です。
野沢先生の遺されたメッセージ、少しずつ少しずつ探したいです。
by 真理庵 (2007-06-28 00:01) 

野沢

さんちゃん さま
いつもコメントありがとうございます。
このHPを立ち上げたばかりで、操作方法もおぼつかない頃からずっと応援していただきありがたく思っていました^^
私も何度かさんちゃんさまのサイトに訪問させていただきましたよ^^
本当に「恋人よ」を愛してくださってるんだなーって思い嬉しかったです。
今度「恋人よ」も取り上げてみたいと思いますので、そのときは私の知らない部分をサポートしてください。
よろしくお願いします^^
by 野沢 (2007-06-28 00:37) 

野沢

真理庵 さま
身内で撮ったスナップ写真ですが・・・恐縮です^^;
野沢が動いてる映像や声が入ってるビデオテープはまだ見ることが出来ないのですが、写真は何とか大丈夫なんです^^

ご親友を癌で亡くされたとは・・・・・。
さぞ辛かったことと思います。
生きたくても生きられない命、自分で捨ててしまう命、複雑な気持ちです。
多分これから野沢以上の人間には出会えないと思うくらい立派な人でしたが、最後の選択だけはどうしても同意できないのです・・・。
私は、例えどんなに辛くても、苦しくても、自分の人生を頑張って生きなくてはって思うんです。(野沢作品もそう言ってます)
そして、人生最後のときに人生を振り返って、「私の人生は、いい人生だった」って言いたいです。

野沢作品のすべてがDVDやビデオになってる訳ではなく、ご覧いただけないものもあるかと思いますが、今後そういったものもDVDに出来るように頑張れたらと思います。
そして、多くの皆さまに見ていただけたら嬉しいです。
by 野沢 (2007-06-28 00:57) 

rio

こんにちは♪
「親愛なる者へ」は、観てないんです(泣)
シナリオ本で、キャストの方を照らし合わせて脳内で1人上映しています♪
とてもステキなお写真ですね♪
自分のパートナーを褒めることが出来るのは、とてもステキでシアワセなことだと思います。私も、も1度ステキなパートナーとシアワセの象徴を飾れるように頑張ります♪
by rio (2007-07-01 14:34) 

野沢

rioさま
放送は残念でした・・・フジテレビで再放送してくれたらいいですね^^
この「親愛なる者へ」は野沢作品の原点と言ってもいいくらい、後の作品に影響を与えています。
先日ビデオを見直していたら、最近のドラマや本の中に似たニュアンスのものがあるなーって気がつきました。

rioさまきっと素敵なパートナーにめぐり逢えますよ^^
「親愛なる者へ」の中の台詞で
「最初の結婚は神様によって結ばれ 2度目の結婚は人によって結ばれ」って凪子のお父さんが言っていました。
的外れなコメントだったらごめんなさい。
by 野沢 (2007-07-02 00:33) 

かなめ

親愛なる者へのラストシーンは
OA当時子供だった私にも印象深い物でした。
当時、ボロボロと泣きながらもどこか清清しい気持ちになった記憶です。
そして大人になった今、自分のお葬式には一番幸せな時の写真を
使ってほしいと旦那さんに話しています。

素敵なお写真を掲載していただき
ラストシーンを見た時の気持ちが蘇りました(*´д`)
by かなめ (2007-07-05 00:52) 

野沢

かなめさま
OA当時子供だったんですね^^; 
でも記憶に残っていたなんて感激です。
ご両親とご覧いただいたのだと思いますが、ありがとうございました。
これだけ昔の作品になると、テレビ局でも再放送するのが難しいのかも知れませんが、今見ても本当にいい作品なので、また皆さまに見ていただきたいです・・・^^
by 野沢 (2007-07-05 16:07) 

まいこ

こんにちわ!そして、はじめまして。
最近、野沢さんの作品を好きになった者です。
父がなんとなく買ってきた作品に、今では親子そろってはまっています。親子の本の趣味が初めて一致しました。

「親愛なる者へ」の放映当時は、私もまだ子どもで、見ることができませんでした。
ラストシーンの台詞も今読みました。
たった数行なのに泣いてしまいました。

他の作品でもそうですが、心がぎゅっとします。
切なさ、悲しみ、幸福、憎しみ、怒り。
深い心の部分を動かす描写がとても好きです。

なんというか…ありがとうございます。
作品から学んだり、親子の会話が弾んだり、得るものがたくさんあります。

長くなってしまった上、拙い文章ですみません。
どうしても伝えたくてコメントしました。
これからも野沢さんの作品を守り続けてください。

結婚式の写真、お二人とも輝いてますね!
私も両親の結婚式の写真を見たくなりました。(見たことないんです)
by まいこ (2007-07-06 01:45) 

野沢

まいこさま
コメントありがとうございます。
お父様と共通の話題にしていただけて、とても嬉しいです。
世代を超えて共感していただける作品を書いていたんだと改めて
野沢作品の奥深さを感じました。
当時はシナリオ本として出版することは一般的でなかったのでが
無理して出版していて本当に良かったと感じました。
こうして出版物として残っていたからこそ、まいこさまにも読んで
いただけた訳ですから^^
とても素敵なコメント文章ありがとうございました。
by 野沢 (2007-07-06 19:01) 

さんちゃん

韓国訪問おつかれさまです
わたしのつたない。しかもさぼりがちなHPへも遊びに来ていただいていたなんて、カンゲキです!
(スキなように語らせてもらっています。気を悪くされる部分もあるかと思いますが、すみません、。。)

いくらでも、サポートさせてください!
ホントに野沢さんの作品が大好きなんで!!
by さんちゃん (2007-07-09 21:04) 

mariko

「親愛なる者へ」は私が野沢尚さんにはまった初めての作品です。
私はそのとき中学生でしたが、いろんなシーンがすごく鮮明に印象に残っています。なぜか夫婦でそうめん食べるとことか、窓腰にたたずむ勢一郎とか、砂浜の流木とか。あと「俺には帰りたい場所がある!」。記憶が違ってたらごめんなさい。

妻となって母となった今、改めて見たいです。いろいろなところで共感したり、いったいどんな気持ちになるのでしょう。

お二人のお写真。奥様とても素敵です。先生は新鮮♪ちょっとびっくりしました。私も久しぶりにひっぱりだしてみようと思います。

ちなみに私の結婚式は1995年秋。
「To Love You More」の発売を待って即購入し式場に持ち込み、その曲で入場しました。人生の一番幸せなときに先生の作品に感動した気持ちをつめこみました。

最近一冊ずつ先生の作品を読み進めています。ゆっくりと出会いたくてネットでは買わず、いろんな本屋さんに行くたび「の」の棚をのんびりと探しています。見つけたときの喜びが楽しいのです。昨日13冊目の「ひたひたと」を読みました。
by mariko (2007-07-12 17:29) 

野沢

marikoさま
お子さんだったときに、そんなにたくさんの記憶が残ってるなんて凄い!です。
ありがとうございます^^嬉しいです。
また結婚式で「恋人よ」のテーマ曲を使っていただいたのですね^^
野沢作品がmarikoさんの人生に関わることができてすごく嬉しいです^^
このドラマは、「どちらが先にこの世を去っても、心に燃えた炎は永遠に消えない」という台詞があったように、愛し合った2人の愛は永遠だというお話でしたから、結婚式でこの曲をお使になったなんて本当に素敵だと思いました^^
ありがとうございました。
by 野沢 (2007-07-13 11:07) 

eriko

こんにちは。初めて投稿します。
私もこのドラマが大好きでした。
30数年という短い人生の中で一番好きで、大切なドラマといっても過言ではありません。(2人の思い出の場所という設定で使われていた佐渡島にも行ってしまいました)
全話あったビデオを友人に貸したまま未だ戻らず、シナリオ本を読みながらいつも涙を流してしまいます。
DVD化が出来なくとも、せめて再放送していただけるとものすごく嬉しいのですが、無理なのでしょうか。
その日が来ることを、今から楽しみにしています。
by eriko (2007-12-23 19:34) 

野沢

eriko さま
コメントありがとうございました。
私も大好きな記憶に残る作品です。
再放送して欲しいと思いますが、その決定をするのはフジテレビさん
なので、私の力ではどうすることもできない状況です。
でも、多くの皆さんからのリクエストがあれば可能だと思います。
最近再放送枠も増えたようなので^^
私も、もう一度放送を見れたら嬉しいです。
by 野沢 (2007-12-25 15:30) 

野沢

marioさま
nica!ありがとうございました^^
遅れてすいませんでした。
by 野沢 (2008-01-21 07:36) 

野沢

たんたんさん
nica!ありがとうございました^^
by 野沢 (2008-01-21 07:36) 

さんちゃん

こんなに前のコメントに再びすみません。

先日親愛なる者へを全部見終わり、わたしのなかで、野沢さんの原点はここだったこと。また、当時高校生だったのですが、野沢さんの描く夫婦は無意識にわたしの理想の夫婦像、価値観だったことを痛感します。

どんな中のいい夫婦であっても、最後のときにこの人と結婚してよかったと思うまで、夫婦レースが続くと思っていたこと。
記念日をたくさんつくりたかったこと。
(親愛なる者へ)
ダンナを駅まで、送っていく奥さんになりたかったこと。(この愛に生きて)
仕事と家庭の両立。夫婦のデート(恋人よ・水曜日の情事)

まだまだ 野沢さんの夫婦作には、魅力をかんじてなりません。

また、恋人よや親愛なる者へには、奥さんとの話など現実から得たセリフなどがあるのでしょうね。

奥様との生活の中で、野沢さんは素晴らしい作品をたくさん生み出されたのだなと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


by さんちゃん (2008-04-08 22:28) 

野沢

さんちゃんさま
返信コメント遅れてすいませんでした。

多くの作品をご覧いただいてありがとうございます。
おっしゃるように私たち夫婦の生活をモチーフにしてる分部はたくさんあります^^;
私と結婚して間もない頃の「親愛なる者へ」は特にそう感じます^^

by 野沢 (2008-04-17 14:15) 

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