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「東京ララバイ」 [ドラマ]

         SKY PerfecTVにて野沢尚アワー第3弾として
                 『東京ララバイ』
           7月6日と7月20日に放送が決定しました。
              749ch「アジアドラマチックTV」
                 深夜1:00~3:00です。

             放送を前に内容をご紹介いたします。

         
                                ザ・テレビジョンより

【内容紹介】
東京の下町で、3歳の幼女が車にはねられて死亡した。このことだけだったらたいした記事にもならないが、意外な事実が明るみになる。当時28歳の母親、結子(大竹しのぶ)は3人の子供をほったらかしにして、恋人の部屋にいた。そして置き去りにされていた子どもたちは3人とも籍のない私生児だった。テレビのワイドショーは一斉に「鬼の母」として紹介する。
一方、辛口で人気のニュースキャスター坂上(風間杜夫)は、この事件を切り口鋭くコメントしたが、女性のマンションから出てくるところを激写され、番組を降板になる。落ち込む坂上のもとに「結子は被害者だ。もう一度調べてみろ」と書かれた手紙が届く。坂上は復帰を飾るために事件の真相を探る。利用するはすが実は利用され、という関係から、奇妙な連帯感が生まれていく。その過程で、失われた自分を懸命に取り戻そうとする人間の真実が、切なさやおかしさと共に伝わってくる作品です。

       
                                  ザ・テレビジョンより

【コメント】
この作品は何年前の作品でしょうか・・・1991年ですから16年前ですね。
不思議です。内容は古くなっていないどころか、むしろ今日の問題を描いてるように感じる作品でした。時代を先読みしていたとでも言ったらいいのでしょうか。
放送に先立ち、このコメント記事の書くためもありましたが、自分自身、『東京ララバイがもう一度見てみたくて、野沢が「保存用」として録画保存していたビデオテープを引っ張りだして改めて作品を見直してみました。最高でした!
いくらかのお金を置いて行ってはくれるものの、炊事も出来ない子供たちが、取り残された部屋で生活するシーンでは本当に切なくて、胸が苦しくなりました。マスコミから”鬼の母””女の性(さが)に負けた母親”と糾弾された結子の本当の気持が上手く描かれていて切なく哀しかったです。男性といるときには子供のことばかり考えてしまい、子供と会うとすぐに男性のことを考えてしまう・・・。本当は子供たちも自分も男性と一緒に幸せになりたいと夢見ていたのに・・・。私とは対極にいる結子ですが、気持ちはよく理解できました。結子の表情は台詞以上の感情を表現していて、大竹さんの演技力には驚きと尊敬を新たにしました。

           
                           ザ・テレビジョンより   

皆さまも、深夜の時間で大変かと思いますが、是非、録画するなどして、ご覧になってみてはいかがでしょうか、結子を通していろんなものが見えてくると思います。


2007-06-28 13:17  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

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コメント 2

Sho

>男性といるときには子供のことばかり考えてしまい、子供と会うとすぐに男性のことを考えてしまう・・・。本当は子供たちも自分も男性と一緒に幸せになりたいと夢見ていたのに・・・。

ここが本当に切ないです。
例えば結婚しても、実家の老親のことも気になり、でも夫の面倒も見てあげたい―
男女問わず在ることと思いますが、愛情の対象が複数になるとき、
とても辛いと思います。そして、記事の中のような形で事故が起こったら、自責の念はどれほどのものだろうと思います。
「マスコミ」という実態の無い脅威、それを利用しているつもりが、いつの間にか利用されているという構図。
放送は残念ながら拝見できませんが、記事を読ませていただくだけでも、いろいろと考えさせられました。
by Sho (2007-07-01 22:08) 

野沢

shoさま
コメント記事お読みいただきありがとうございます。もっと地上波で再放送の機会があればいいのに・・・と思いますが、なかなか難しい現状です^^;
でも、いい作品はどんなに時代が変わっても古くならないし、素晴らしい作品だと思うんです。
そんな作品を書いていた野沢はやはり凄いって思うんです^^
毎度の手前味噌ですみません。
by 野沢 (2007-07-02 00:38) 

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