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本日放送!『氷の世界』 [小説]

氷の世界本日フジテレビより放送です。
本日は第一話、第二話ですから、放送の時間にはトイレを済ませ、飲み物を用意してテレビの前でじっくりご覧になってください。新たな発見があるはずです。

  ~・~ 役者さんへのラブレター ~・~
野沢は脚本を書く上で一番大切にしていたのは、ドラマの表に出ない登場人物の経歴を丹念に作ることでした。家族構成や年齢、初恋から失恋まで、どういうふうに生きてどんな傷を持っているか、その人物の伝記を書くつもりで執筆していました。そうすることで「こういう人生を歩んできたんだから、ここでこのセリフを言わせたい」っていうふうに。脚本はその役者さんにあてるラブレターだと言っていました。そしてその役者さんを愛さなくてはと。

       
        『氷の世界シナリオ集

上記写真のシナリオ集は、そんな野沢の思いがいっぱいに詰まった本です。最初のページをめくると目次の次に「廣川英器、28年の歴史」が8ページにわたって書いてあります。続いて江木塔子、烏城武史、庄野月子、迫田正午と書いてあります。
このシナリオ集を読むことによって、映像に描かれていない登場人物たちの経歴が分ります。「あ・・こんな家庭で育ったんだ」「こんな子ども時代があったんだ」など詳細に書かれています。お読みいただいてから放送をご覧になるとより深みのあるドラマの見方ができると思います。
表面的な事件や出来事だけでなく、描かれた人々にも思いを寄せてご覧になってみてください。

映像として見るのもいいですが、読んで見るのもまた新鮮です。
是非試してみてください。

氷の世界―シナリオ集〈3〉 (幻冬舎文庫)

氷の世界―シナリオ集〈3〉 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫


2007-01-25 01:12  nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

豊吏

 野沢さんは、登場人物一人一人を、心から大切に愛していたんだって感じました。
人の感情と感情が綾取りのように絡み合い、接点がスパークする感じが、ひりっとする様で大好きです。
by 豊吏 (2007-01-28 22:08) 

野沢

豊吏さま、コメントありがとうございます。とてもうまい表現ですね・・私も共感します^^
by 野沢 (2007-02-01 19:17) 

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