野沢さん、こんにちは。
幸運にも記念すべき初演をみることができましたので、ちょっとご報告させていただきます。
　
初日前日にソウル入りして町を歩くとバス停の壁に『恋愛時代』のポスターが貼られており、その時からわくわくしていました。韓国語が少し聞き取れるくらいで大丈夫かと不安はありましたが、結論をいってしまえば、無駄がなく、しまっていてとても面白かったです。

私の関心ごとは導入部分でした。ドラマは原作通りに人生最初の記憶の話から始まるのが印象的でしたが、演劇ではどう入っていくのか・・・舞台中央には机の上に大きなアクリルの箱が置かれていました。それは韓国式の集団墓地にある壁に小分けに配置されたご位牌の収納スペースを表現しており、つまり慎之輔の命日にはると理一郎が一緒にお墓参りをする場面から始まったのでした。はると理一郎のテンポのよいやりとりからあっという間に作品の中に引き込まれていきました。

舞台が机の配置で居酒屋になったり、天井から書棚が降りてきて書店になったり、役者さんの演技でプールになったり、窓辺で糸電話で話せば家に、簡単なロープを張ってリングができたり、壁の移動とカーペットで結婚式場に、列車内やホームまでできてしまって、ストーリーさえ知ってれば十分楽しめました！ついでに看板や小物が日本語で書かれているのにちょっとしたやさしさを感じました。

初日の理一郎役のキム・ダヒョンさんは、遠目には向井理さんばりのイケメンでした！すらりと背が高くて足が長い。はるがぽっちゃりとした小柄な女性に見えるくらいに。出演された皆さん、本当に演技がお上手なのですが、私の印象としては女優陣が良かったように思いました。かすみとたみこ、さゆり（レスラー）と喜多嶋夫人はそれぞれ一人二役演じられていたのですが、キャラクターの演じわけがとてもよく、一人二役ならではの面白さがあったように感じます。

初日は俳優も緊張してこなれないと言われるにも関わらずとても楽しめたので、公演期間の終わりごろに機会があれば、是非他の配役でも観てみたいと感じました。笑いあり、涙あり本当によかったです。

by muguet (2011-09-28 23:00) 

muguetさん
韓国まで舞台を観に来ていただき、ありがとうございました。
とても嬉しく感謝しております。

私は、日曜日の公演を観させていただいたので、配役はmuguetさんのご覧になったのとは別の組み合わせでした。
ポスターでいうと、右上の女性と左下の男性です。
身長差も違和感なく、演技も上手でとてもよかったです。
TV版の雰囲気にした感じの配役ではないかと感じました。
（でも、逆バージョンも是非観てみたいです^^）

muguetさんがコメントしてくださってるように、舞台の演出も場面ごとの小道具も工夫されていて感心しました。
日本でも小劇場の舞台を観ることがありますが、それと少し違って、とてもパワーがあると感じました。
日本ですと、「予算が無いから、あれが無いから、これが無いから…」なんて声が聞こえてきそうですが、韓国では、厳しい環境の中でも、工夫とアイディアをつくし、俳優さんのエネルギーで頑張ってるといった感じでした。
そういった舞台は、観る者に感動を与えてくれるのだと思います。
ですから、「言葉は分からないけど、感動した」と言ってくださるファンの方もいらっしゃるのだと思いました。
日本だけでなく、遠く台湾からもいらしてくださったファンの方がいて、本当に感動しました。

また来年も観られるのを楽しいにしています＾＾

by 野沢 (2011-09-30 21:14) 

野沢さんご自身に良く似たキャラクターだとは存じませんでした。
野沢さんのお人柄を、作品を通じて知ることができるのはファンの喜びです。これからもご家族のみが知りえるエピソードを教えて頂けるととても嬉しいです。
舞台の方も素晴らしい出来のようで、良かった…おめでとうございます。
by 竜崎麗香 (2011-10-25 21:05) 

竜崎麗香さん
コメントありがとうございます。
キャラクターに自分の癖を持たせることももちろんなのですが、小説の中の話し方も本当によく似てるんです。本人が書いてるのだから当たり前なのですが、読み直すたびに懐かしく感じます。
by 野沢 (2011-10-26 10:34) 

野沢さん
おぼえていらっしゃいますか?
この舞台の初日の感想をお話させていただいたものです。

あれから　千秋楽を観るつもりで過ごしたものの　突然延長になり
(韓国ではよくありがちですが)　一旦キャンセルし　時間のあった
冬休みに二度　観劇(新しいペアの方の舞台も拝見しました)
実はそのとき　なかだるみなのか　フレッシュなカップルの方の
演技はとてもよかったのに。。。
また　客層によってですが　さゆり役の入れ替わった女優さんが
コミカルすぎて　笑ってほしくない場面でも笑いがあふれたり。
やはり　見る側にとっても受ける印象がこれほど違うのかと
少し哀しく思ったりもしました。
落ち着いた世代の恋人同士も沢山いらっしゃいましたが
若者とは違い　物語に集中し涙している人たちに私も感動、
ただ　全体的にうまくお伝えできる自信がなく　時を過ごして
いました。

実は　今　帰国を待つ空港、昨日から一泊三日で
「恋愛時代」の千秋楽にソウルに来て居ます。
土曜2回、そして千秋楽と。
千秋楽の回は役者たちのこの役をいとおしむような集中に
涙しました。
感想を書く前に時間切れになりそうですが　私も計7回、この素敵な
物語に触れることができ　感謝です。
また　二日間だけですが　地方公演もあり　この作品が益々
愛されることをお祈りいたします。
野沢さん、そして　先生ありがとうございました。


by ジフミィ (2012-01-30 00:34) 

ジフミィさま
何度も遠い韓国まで足を運び、舞台をご覧いただきありがとうございました。また、貴重なご意見をありがとうございます。
私は２回ほどしか公演を見ておりませんで、新しいキャトの方にはご挨拶だけでした。新キャストの公演の様子を確認しなかったことを反省しています。
今回いただきましたご意見はとても参考になりました。とても貴重なご意見ですので、興業元の方にもお伝えしておきます。次回公演が今以上に良くなることを期待しています。
ありがとうございました。

ブログでもお知らせいたしますが、地方公演も決まりましたので、お知らせしておきます。
<大田公演>
2012年 2月 23日(木) ~ 2012年 2月 26日(日)
大田文化芸術の殿堂　アンサンブルホール
６回
URL : http://bit.ly/AgiR7x
<アンサン公演>
2012年 3月 24日(土) ~ 3月 25日(日)
アンサン文化芸術の殿堂　タルマジ劇場
４回
URL : http://bit.ly/A6YmXN

今年の年末か、来年年明あたりけからまた定期公演も始まる予定ですので、さらに良い舞台になることを願っています＾＾





by 野沢 (2012-02-01 12:10)