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早いもので七回忌です [その他]

おはようございます。
今日も雨で寒いですね。本当に春なのでしょうか・・・・。

早いもので、今年で野沢尚が亡くなって7年になります。
悲しみを感じている暇もないほど生きることに一生懸命な毎日だった気がします。振り返れば、本当に多くの苦労やつらいことがありました。夫亡き後の世間の冷たさや、慣れない仕事の厳しさやつらさなど・・・・・。また、野沢作品を守っていかなくてはならないという責任とプレッシャーも大きかったように思います。(正直私には荷が重いのですが・・・)現在も大手出版社においては野沢尚の死亡直後に脚本家の氏名表記を削除し、現在も改善してくれないなどの問題を抱え、苦しく、自分の無力さを痛感しています。でも、そんな汚い会社や人間ばかりでなく、素晴らしい人たちと出会うこともあります。そんなときは仕事をしていてよかったと思える瞬間です。これからも引き続き自分にできることを少しずつ頑張っていこうと思います。

今年は七回忌ということで、命日の頃、築地本願寺にて法要を行う予定です。
また野沢の存在が少し遠くなってしまうようで寂しいです。


2010-04-16 11:38  nice!(5)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 5

コメント 6

えーわい

ほんとに月日の経つのは早いものですね。
遺された奥様、ご家族の悲しみ、苦しみは当人以外解りえないことも多々あると思います。今もってご愁傷様です。
ただ、野沢尚という人は、凡人の私から見ればまばゆいばかりの才能を世に知らしめることができ、今もその作品が色あせることなく輝き続け更に言えば、死して尚、かの「坂の上の雲」のように今現在も作品の中で生き続けています。
テレビや映画の再放送を改めて見ると以前とは違った理解の仕方を覚えることもあります。そのときは気づかなかった(判らなかった)のですが、そんな設定だったんだ。と思ったことも多々ありました。
小説を読み返してもそれは同様です。
自分の理解力の低さもあると思いますが、すごいことだと思います。
わたしが死んでも家族に残せるものは、これといって何もありません。
せいぜい思い出の中くらいでしょう。
この世に野沢尚の作品を愛している人はたくさんいます。
偉そうなことを書いて申し訳ございません。
少しコメントをしたくなりました。
by えーわい (2010-04-18 00:50) 

gyaro

ご無沙汰しております。
お墓参りに行かせていただいてから、そろそろ1年経つんだな〜と
しみじみ思った次第です。
大手出版社の件は本当に虚しくなります。

それにしても海外リメイクや再放送も昨年から目白押しですね!
野沢尚さんとその作品群は、
疎遠気味になっている私の家族間での共通の話題でした。
再放送が始まるたび、実家での生活を思い出します。

私も少しずつですが、新しい事を始めようとしています。
まだまだ自己満足の領域ですが、作品らしい物を残していければなと
思っています。

頑張っておられる方に頑張って下さいというのは、
失礼かもしれませんが、陰ながら応援しております☆

by gyaro (2010-04-20 22:05) 

野沢

えーわいさん
コメントありがとうございました。
長いような短いよな・・・・・そんな7年でした。
生きることについて真剣に考え悩んで、確信を持ってはすぐに不安になって・・・・。
いまだに不安定な気分になりますが・・・・。
それでも、頑張るしかないんだなと思っています。
作品を愛してくださり、お気づかいいただきありがとうございます。

by 野沢 (2010-04-20 22:51) 

野沢

gyaroさん
コメントありがとうございました。
「砦なき者」のような心境ですね。
大手出版社を相手に、自分の無力さに落ち込み涙することも・・・・・。
死亡して本人がいなくなったらすぐに名前を消し去るなんて、人としても最低の行為だと思います。
しかし、そんなことを企業に向かって言っても何の効果も無いようです。
日本のように著作権がしっかり守られた国で本当に残念です。
(ちなみに、このような無礼をするのはその出版社だけです)

by 野沢 (2010-04-20 22:58) 

soraha

はじめまして。
私は中国地方に住んでおります。
今、眠れる森の再放送をこちらでしております。
私がこの作品を見たのは20歳前頃だと思うのですが、
恥ずかしながら内容をほとんど覚えておりませんでした。
でも、怖かったという印象はあったのです。
何かこう、自分の心にひっかかったり衝撃のある作品だなと思っていると野沢さんの作品でした。
でも野沢さんは女の方だと思っていたので、こちらのブログに来て
男の人だったんだと始めて知りました。
そして亡くなられていたという事も・・・
また七回忌というこの年とここに辿り着いたのは何かの縁なのでは
と思ったりしています。
野沢さんが病気で悩んでいる私に何かメッセージを送っているのではないかと勝手に思ってしまったりしております。
眠れる森では「過去を背負って生きていく。」というメッセージをいただきました。
野沢さんの作品を若い時に見るのと今改めて見るのとでは若い時に理解できていなかった事が沢山あるのに気づかされました。
野沢さんの作品をこれからもう一度辿ってみたいと思っております。
また出版社の件、どんなに悔しい事かわかりません。でも、どんなに大手出版社が野沢さんのお名前を削除しようとも少なくても奥様やご家族の方がその事実を知っているのなら野沢さんだったらそれで十分だと言ってくださるのではないでしょうか?
知りもしないのに勝手な事を言ってしまってお気を悪くされましたら申し訳ございません。
でも、奥さんが載せてくださっていた野沢さんの記事を読むとそう感じたのです。
他の誰でもない、野沢さんがご家族のために書かれた作品たちだと思うので。
どうかご無理をされませんように。



by soraha (2010-04-22 13:03) 

じゅん

はじめまして。
わたしは、自他ともに認める野沢さんの大ファンです。

『親愛なる者へ』で野沢作品に出会い、野沢さんの作品にはまり、その後、シナリオ作家協会で勉強しました。私が勉強したのは、野沢さんが辞められてからですが。


一度だけ、『ふたたびの恋』のサイン会でお目にかかりました。あれが、最初で最後の出会いとなってしまいました。残念です。作品のことをいろいろ伺いたかったのに。


恋愛や人生で悩んでいる時に、野沢さんの作品は、やさしく語りかけてくれました。今でも、何度も作品を見たり読み返したりします。現在放映されているドラマも見ますが、野沢作品以上のものはなかなか出てこないです。


あれから、もう7年にもなるのですね。可能なら、お参りをさせていただいです。野沢作品がなければ、私の人生は、薄いものになっていたのだから。恩人にお礼がいいたいです。
by じゅん (2010-05-08 08:48) 

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