やはり書店で本と出合いたい [小説]
先日、講談社の編集者さんから、とても嬉しいお知らせをいただきました。
野沢尚にとって代表作とも言える『深紅』を武蔵小杉にあります書店(ブックスサガ武蔵小杉店)さんが店頭展開してくださり、新たな読者向けにご紹介してくださっているそうです。
一人でも多くの方に野沢尚作品を読んでいただき、心に残る一冊だと思っていただけたら、こんなに嬉しいことはないです。
野沢尚が作品に託した想いは、色褪せることなく、今も生きてるのだと思うと本当に嬉しいです。
ブックスサガ武蔵小杉店の様子。
現在インターネットでご購入なさる方も多いと思いますが、素敵な一冊と出会うのも、お気に入りの一冊を見つけるのも、やはり熱心な本屋さんでだと思います。もちろんただ本を並べてるだけといったお店もありますが、それぞれのお店の個性があって、本当に本が大好きなスタッフの方々がいて、手作りのポップや張り紙を作り作品紹介をしている本屋さんは、いい本との出会ができるお店だと思います。
そんな素敵なお店がいつまでも多く残ってほしいと思います。
ご近所にお住まいの方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
私も行ってみたいと思います。
2009-04-13 00:00
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コメント(8)
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映画も観ましたが、
小説「深紅」の読後感、最高に良かったです♪
いろんな感情が体中を駆け巡った作品でした☆
by gyaro (2009-04-14 14:28)
漢さん
nice!ありがとうございます。
by 野沢 (2009-04-14 18:15)
gyaroさん
「深紅」読んでいただきありがとうございました。
この作品は読まれる方の意見が大きく分かれる作品ですので、好印象で読んでくださったことは嬉しいです。
私も大好きな作品の一つです。
野沢が亡くなった後にこの作品を読んだとき、亡くなる以前に読んだ時と全く違った感覚で私の中に入ってきました。家族を失った日の出来事を何度も体験してしまう奏子の気持ちがとてもよく分かったし、感覚が自分とも重なりました。私も野沢の亡くなった日が近づくと、あの日の出来事を細部まで鮮明に記憶が繰り返して・・・・・。(同じような暑い日は、肌にまとわりつく湿気や匂いまで蘇ります)
そして、どうして私は生きてるんだろう・・・。才能のある野沢がこの世から亡くなり、何の才能もない私が生きながらえてる事実に申し訳ないような気分になりました。
そんな気持ちで過ごしていた私に、この「深紅」は救いを与えてくれました。だから、とても大好きな作品の一つです。
by 野沢 (2009-04-14 18:23)
野沢さんの作品で、
結末の位置づけを『ハッピーエンド』にしていないものでも、
救いをもらったり、あと一歩前進してみようという気持ちにさせてくれる作品ばかり
だった気がします。
眠れる森、リミットなどは決してハッピーエンドではなかったけれど、
頑張らなきゃと思わされる作品でした☆
記事と関係ない話で恐縮です^^;
by gyaro (2009-04-14 19:22)
本は本屋さんでタイトルをながめながら
選ぶのが好きです。
こんな風に手作りの本屋さんが増えてきて、
とても素敵です。
久しぶりにこのサイトをのぞいて、
gyaroさんへの野沢さんのコメントが心にずっしり
響き、涙が出ました。
<亡くなった日が近づくと、あの日の出来事を細部まで鮮明に記憶が繰り返して・・・・・。(同じような暑い日は、肌にまとわりつく湿気や匂いまで蘇ります)
そして、どうして私は生きてるんだろう・・・。>
私も家族を亡くした日が近づくと、やはり同じ気持ちになります。
それでも人生は続く。
「青い鳥」の脚本の最後の行に書かれていました。
その言葉の本当の意味を、私はまだわかりません。
でも、その意味を自分に問いながら、
その先になにがあるのか・・・。
記事とは話がそれてスミマセン。
いつまでも野沢さんの作品を少しでも多くの人に
知ってほしいものです。
by 青い鳥 (2009-04-15 23:44)
gyaroさん
多くの野沢作品をご覧いただいてありがとうございます^^
by 野沢 (2009-04-19 22:45)
青い鳥さん
そうですね。
青い鳥のテーマって、どんなに辛くても自分の人生を生きるってことでしたよね。それって本当に大変なことなんですよね・・・・。
当時はのんきにこのドラマを見ていましたが、本当に深いドラマだったんだと今だから分かります。
今の時代を野沢がどう描くのか、小説でもドラマでもいいから、とても見たいです。
ブログの内容と関係ないことばかり書きましたが、まっ、いいですね^^
伝言ゲーム見たいで面白いですね。
by 野沢 (2009-04-19 22:59)
luckx3さん
nice!ありがとうございました。
by 野沢 (2009-05-08 21:41)