制作会社への挨拶 [韓国ドラマ]
韓国から帰ってすぐにアップしなくてはいけないと思いながらも、溜まった仕事を先に終わらせなくてはいけなくて、遅くなってすいませんでした。
韓国ドラマ『恋人よ』監督、脚本家、スタッフ、役者さんにもご挨拶することができました。
本当はもっと早く、ドラマが終わってすぐに行かなければと思いながら、雑務に追われてのびのびになっていました。にもかかわらず、あたたかく迎えていただき感謝しています。
10日にイルサンにある事務所へお邪魔して、制作会社社長、脚本家さん、監督さんにお会いしてお話を伺いました。堅苦しくない雑談のなかで、私が気になった部分などを少し質問してみました。
韓国と日本での文化の違いから大変だと感じた部分などをお聞きしました。
まず、韓国では個人と言うよりも、家族単位で考えることが多いから、日本のドラマでは2組の夫婦を中心で描いていたけど、韓国ドラマでは家族が増えたし、劇中でも多く登場してくるところが日本版と違うと言っていました。
その結果、脚本家の韓さんは、ものすごく苦労されたようです。(『恋人よ』を執筆中に5キロも痩せたそうです^^;)
原作の内容を大きく変えることなく、登場人物を増やすことは本当に大変だったと思います。でも、違和感なく原作同様のストーリー展開になっていました。
私は少し申し訳ない気分になって、「韓国のドラマだから、もっと韓国らしく変えてもいいと言ってあげたらよかったですね。私が韓国事情を勉強不足でした」と言ったら。
制作会社の方々が、「うん・・・でも、嫁が他人の子供を生んだという話を、実際に韓国風に作ったら姑が嫁を刺し殺すくらいの状況になったでしょうから、話が全然違ってしまいますよ」と私に気を使って冗談ぽく言っていました。
みんな笑いながらも半分は本当のようでした。そのくらい韓国の女性は強いし、特に嫁姑になればなおさらのようです。
日本の嫁姑問題も多少は耳にしますが、それよりもさらに大変そうですよ^^;
監督に最終話の済州島ロケについて質問してみました。
私が放送を見たときに人物がアップになるとすごく雨が降ってたので、ビックリしましたと言いましたら、監督が、ロケに2回行ったけど2回とも雨で、撮影スケジュールの都合もあって雨でも撮影しなくてはならなかったと言っていました。そして、監督が訪れた前後はものすごくいい天気で、スタッフみんなから「雨男だ」と言われてました。なのに雨のシーンを撮りたい時には晴れるそうです。何だか冗談なのか本当なのか事務所じゅうが大爆笑でとても楽しかったです。
私から、「日本で制作するとき、野沢作品はドラマがクランクインする前に全話分の台本が出来ているので、同じロケ地を使う場合(特に地方など)は、まとめて全部のシーンを撮ってしまうことが出来るから、制作費も節約になるし、スケジュールのロスも少ないんですよ」と話すと頷きながらうらやましいと言っていました。韓国ではそのようにいかない事情があるようです。
でも演じる役者さんにとっては台本の順番に撮っていくのですからやりやすいのでしょうか?どうなのでしょうか?役者さんにお聞きするのを忘れました。
次回に聞いてみたいと思います。
夜はスタッフ全員、役者さんたちと食事に行きました。
長くなってしまったので、次回書きたいと思います。
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野沢様、こんばんは。貴重なお話、ありがとうございます。
私も偶然にも、自分が撮影を見に行ったドラマのDVDが今日届き、お世話になった監督やスタッフ、お会いできた役者さん達を始め、撮影中の苦労したことを思い出しました。
野沢様の場合、日本と韓国、やはり似ているようでも、はっきり異なる部分もあり、特に心情的な部分は、ドラマの核でもありますから、大変難しいとは思います。でも、芯の部分は、感じる部分は同じだと思いますので、未見ですが、原作の良さが生かされたのでは?と思います。
あらあら、雨男の監督さんですか(笑)私も雨女なので、人のことは言えませんが(苦笑)やはり時間の制約がありますから、雨でも強行的に撮影しなくてはいけないのでしょうね。そして事前製作があまりない韓国ですから、あらかじめストーリーが分かっていれば、演じる役者さんやスタッフの方達も心の準備が出来ますから、その点は感情面でも良かったのではないかな、と勝手に思っていますが(苦笑)
是非、日本でも放映して、拝見したいです!お仕事、お疲れ様でした。
by (2007-07-14 23:11)
ピョルさま
何だかすごいですね^^
ロケのスケジュール情報をゲットするのも大変かと思います。
どの作品のロケに行ったのでしょうか・・・。
ミン・ジュンさまのでしょうか^^
by 野沢 (2007-07-15 00:30)