『恋人よ』 [ドラマ]
『恋人よ』脚本(最終回
今から何年前になるのでしょうか、
当時、連続ドラマ『恋人よ』の撮影をしていました
渋谷スタジオに
野沢と共に出かけたことが思いまだされます。
訪ねた日の撮影は、
病魔に侵された愛永(鈴木保奈美さん)の
闘病を懸命に支える
航平(岸谷五朗さん)のシーンでした。
撮影シーンはかなりシリアスなものでしたが、
現場はとても明るく和やかでした。
出演者の
お人柄なのでしょうか
とても雰囲気のよい現場でした。
また、お二方ともとても熱心に役つくりに取り組んでいらして、
撮影の合間にも演技についていくつか質問やご意見を
受けてたように記憶しています。
質問を受けるときにとても嬉しそうにしていた野沢が
今も印象に残っています。
こういった言葉は本当に嬉しかったようです。
監督や役者さんの声を聞くのが好きで、
現場の空気を感じることが
大好きだった野沢は
本当によく現場に足を運ぶ作家でした。
そのことが次の仕事への活力にもなっていたのでしょう。
恋人よは一番好きなドラマです。
野沢さんは、物語を書く際には、登場人物の履歴書、どういった環境で、どういった思いをもち、どういった人たちと友に生きてきたかをまでを、考えて人物像を作り上げると聞きました。そこまで、自分が描く人物を愛していたからこそ、出演者も自分がこの役をどう演じたらいいのかなどを、真剣に悩み、そしてうみの親野沢さんと作品を作り上げていった。そんな光景がすごく目に浮かびます。現場の雰囲気が好きだった、
本当に自分の作品を愛してやまなかった野沢さんが、改めて偉大な人だと思わずにおれません
by さんちゃん (2006-12-19 17:57)
ありがとうございます^^
この作品の愛は本当に崇高で強く人の心に残るものでしたね。
by 野沢 (2006-12-31 15:21)
ドラマ「恋人よ」は、ほんとに素晴らしかったです。
何度も何度も見返したドラマでした。
このようなドラマを作っていただきありがとうございました!
by 梶原陽一 (2007-01-05 21:46)
梶原さん
コメントありがとうございます。
今見ても全然古臭くなくて、本当にいい作品だと思います。
また、当時にしては本当に高画質で綺麗な映像も素晴らしかったです。フジテレビの製作スタッフのお力も大ですね。
by 野沢 (2007-01-08 18:06)
平日だから明日も当然仕事。なのに、眠れなくてビデオをごそごそとあれこれ見てて、2年ぶりぐらいに『恋人よ』に見入ってしまい結局夜が明けてしまいました。翌日、ネットで検索して偶然、いえ必然的にこのブログへ辿り着きました。公式ということは奥様なのですね。
それまで脚本家やプロデューサーといった方に注目した事はなかったのですが、『この愛に生きて』の展開に引きずりこまれました。当時流行の単なるトレンディードラマだろうと思っていたら、とんでもない方向に話が進むので目が離せませんでした。そして『恋人よ』。リアルタイムで見て号泣し、そして何年もの間されなかった再放送で号泣し、またこれまで無かったのに、何故今全国的に再放送なのか?その理由を知った時は正直ショックでした。ですが、野沢さんの作品は永遠に私の心の中に
残ります。私の中では10年以上経った今でも、『恋人よ』を超える作品はありません。恐らくこれから先も無いでしょう。ありがとう。野沢尚 様。
by 塩塚 健二 (2007-01-20 00:26)