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出版システム [取材]

3日目】・・・③

中国の出版のシステムが日本とは全然違っていて、とても面白いと思いましたので紹介させてください。

日本ですと、講談社とか文藝春秋とか幻冬舎といった出版社が作家さんから原稿をもらい店頭に並ぶまでを一貫して行います。たとえ外国作品の場合でも出版社が著作翻訳権を買って同様のシステムですすめます。
でも中国では違うのです。
例えば、下記の作品ですが、

       

出版社名は「人民文学出版社」となっています。ですが、実際にこの本の著作翻訳権を買って制作したのは、今回恋愛時代の出版交渉を進めていますShanghai 99 Readers' Culture Co., Ltdという出版社です。販売する時には国家が決めた大手出版社名を入れて販売します。
どうですか?
ちょっと日本の出版の感覚と違いますでしょ。

このシステムを聞いたときに私が感じたのは、日本のテレビドラマの作りかたと同じシステムだと思いました。
日本ではテレビ局が直接制作する場合と、ドラマ制作会社で作ってもらい各民放テレビ局作品として流す場合があります。中国の出版システムは後者の場合と同じではと思いました。面白いですよね。
国によっていろんなビジネススタイルがあるのだということを、この仕事を通じて知ることができたことは本当に貴重な体験でした。

 


2006-11-25 06:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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