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心の栄養剤 [取材]

前回韓国訪問の続きです。


到着日(1/29)の夕飯は参鶏湯でした。
夜8時半から制作会社及び監督さんとのミーティングが入っていましたので、ゆっくり食事の時間が取れないので簡単なメニューをと考えてくださったのだと思うのですが、以前から一度食べたいと思っていたので嬉しかったです。
コラーゲンたっぷりでお肌にもいいし、高麗人参などの健康食材も入ってるし最高の一品でした。すごく美味しかったです。


知る人ぞ知るお店らしいです。


お味は最高でした。

この日最後の打ち合わせが終わったのが夜の10時半頃だったでしょうか、それからホテルに戻る予定でしたが、宿泊ホテルから近い場所に夜景の綺麗な場所があると聞き少しだけ寄り道することにしました。南山といってソウルタワーのある場所です。ケーブルカーで数分のぼり後は徒歩です。
ケーブルカーで上がる途中でもあまりの綺麗さに興奮しましたが、山頂からの景色はさらに美しく素晴らしかったです。こんなに心が癒されたのはいつぶりだろうと思いました。忙しい毎日に追われ、こんなに心が癒された瞬間はありませんでした。いい心の栄養剤になりました。忙しいスケジュールの中にも、こんな素敵なご褒美を用意してくださったファンさんとゆんさんに感謝です。
皆さまも韓国を旅行のさいは是非行かれてはいかがでしょうか。一見の価値はあります。


シャッター押す手がブレブレで見にくいでしょうか・・・


ソウルタワーです。近すぎてこんな写真になってしまいました。遠くから撮影したほうがよかったかな・・・


2007-02-11 13:52  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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PDジャーナル翻訳 [取材]

PDジャーナルを翻訳してみました。素人なので滑らかな文章とは行かないのですが、内容は十分理解していただける程度にはなってると思います。
ラスト部分にちょっと意味が分りにくい文章がありますが、私の能力の限界です・・・。
(*名前の間違えてる部分は正しい名前に直して訳しました。ついでに年齢も削除したかったのですが・・・忠実に訳しました^^)


‘ご主人作品は人物心理描写卓越’

SBSドラマ[恋愛時代]の原作者として有名な野沢尚氏の奥さん野沢由紀子さん(42)が29日~31日まで、野沢尚作品をプロモーションするために韓国を訪問した。
“私も韓国で放映された「恋愛時代」を熱心に見ました。ハンジスング監督が原作に忠実に内容を表現してくれた。「恋愛時代」を見た韓国ファンの姿に感動を受けた。その事をきっかけに主人の作品を韓国の人々にもうちょっと知らせたかった。”
野沢尚氏は日本でドラマ
[眠れる森]、[砦なき者]、[ラストソング]、[青い鳥]、[恋人よ]、[夫婦(3部作)]などで有名な劇作家と同時に小説家だ。特に1998年フジテレビで放映された[眠れる森]は平均25.2%の視聴率で日本の人たちに多くの支持を受けた。そんな彼が2004年亡くなり奥さんである野沢由紀子さんが彼の作品を世界に知らせる事をしている。
"主人が亡くなる前は専業主婦として暮した。彼の作品を100%理解することができなくても99%は理解することができると思った。彼の作品が多くの人の記憶に残ることが希望である。"
[恋愛時代]は日本より韓国で先にドラマが作られた作品で由紀子さんはご主人の作品を知らせるための海外プロモーションの最初の国に韓国を選んだ。"韓国の人々が「恋愛時代」に似ている作品を期待したら主人の作品の中では、[恋人よ]
[夫婦(3部作)]など夫婦の姿を多様に表現した作品を一番先に紹介したい。"
野沢尚氏は恋愛物、ミステリー物など多様なジャンルの作品を執筆した作家でも有名だ。44歳の年でこの世を去ったが小説18編、ドラマ12編、単発ドラマ41編などを著述、脚色した。"彼は作品を書くとき、生活のなかに文の素材を求めた。「恋愛時代」の男性主人公が結婚式場に入って行く前ホテル職員に意見を聞いてみることなどのエピソードは私たち夫婦が実際に経験した事だ。"
由紀子さんはご主人の小説の長所に人物構成力をあげた。"登場人物の履歴を設定する能力が卓越だった。話の後半に行くほど登場人物の性格が明らかになった。彼は人々の心理に焦点を合わせた。"
2月[恋人よ]韓国語版が出版される。



インタビュー風景 
左にTVカメラがあり、PDジャーナル李さん、右が黄さん、手前に私(見えてないけど・・)

インタビューにお答えした内容とは若干違うこともあるのですが、聞き取った記者の方の感覚的なものもあるのだと思います。こうやって記事が出来上がるのだということを初めて体験させていただきました。貴重な経験でした。
 


2007-02-05 00:05  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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PDジャーナル [取材]

初日に受けたPDジャーナルの新聞が届きましたので掲載します。
(実は昨日届いたのですが、私が熱でダウンしてまして・・・本日のアップになってしまいました。鮮度が一番なのにすみません)

 新聞の大きさは日本の朝夕刊と同じサイズです。ただページ数は少なめです。全ページがカラー印刷でとても綺麗ですし、新聞の印刷インクが手に付かないのはGoodですね。

今回の取材ではコラムのスペースということで事前にスペース(この記事の4分の1)を見せていただいていました。ですが実際にはこのような大きなスペースに掲載していただけたようです。新聞が届いてびっくりしました。それだけ『恋愛時代』の評価が高かったのだと感じました。
PDジャーナルの紙面を借りて、このサイトの宣伝もいたしました。写真のしたのところに公式サイトのアドレスを入れていただきました。今後韓国の方々にもこのサイトが認知されご覧いただけると思うと嬉しいです。と同時に韓国語バージョンの充実にも力を入れなくてはとの思いです。

PDジャーナルの李(이 기수)さんは笑うと本当に笑顔が素敵な女性でした。(2月1日の写真の方です。ご覧になって分ると思います)
インタビュー初体験の私を緊張させないようにと気遣ってくださるように写真撮影をしてくださいました。(それでもかなり緊張で顔がこわばってしまいましたが)

記事の内容に関してはただいま翻訳しています。翻訳ができしだい掲載いたします。(自分自身で翻訳してるので・・・遅くてすいません)
翻訳前にちょっと心配が・・・ぱっと見て名前が違ってるのです。{右上<恋愛時代>の原作者ノザワヒサシの奥さんユキコヒサシ}となってますが・・・。韓国の皆さまにこの名前で認知されたらどうしましょう・・・(不安ですが・・・)
週明けに名前が違ってる旨新聞社にお知らせしてみます。


2007-02-03 21:59  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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my daily [取材]

昨日韓国の友人から送っていただいた記事です。
「my daily」という韓国のネット新聞に先日の韓国を訪問を告げる記事が掲載されていました。

http://www.mydaily.co.kr/news/read.html?newsid=200702011815001110


 

'恋愛時代'原作者奥さん、"韓国ファン姿に感動"
 [マイデイリー2007-02-0118:33]

 
  

[マイデイリー=ザングソユン記者] 離婚した男女の心理を纎細に描き出して視聴者たちの好評を博したSBSドラマ'恋愛時代(シナリオ朴・ヨンソン、演出ハンジスング)'の原作小説を執筆した日本作家故野沢尚氏の奥さん野沢由紀子さん(42)が去る1月29日から31日までご主人の遺作を広報するために韓国を訪問、韓国ドラマ'恋愛時代'に対する感想を伝えた。

1日付け'PDジャーナル'のインタビューで由紀子さんは"韓国でドラマ化された'恋愛時代'を熱心に見た"と"ハンジスング監督が原作内容を忠実に撮ってくれたし、'恋愛時代'に対する韓国ファンたちの姿に胸を打たれて夫の作品を韓国にもうちょっと知らせたかった"と訪問目的を明らかにした。

彼女は引き続き"ご主人は執筆のさい生活の中で素材を求めた"と"'恋愛時代'で男主人公が結婚式場に入って行く前ホテル職員に意見を問うエピソードは私たちの夫婦が実際に経験した事だ"と作品裏話を伝えたりした。

1960年生まれである野沢尚は日本でドラマ'眠れる森''親愛なる者へ''ラストソング''○○○(←ここは翻訳が分らなかったです)'などで有名な劇作家と同時に小説家だ。

特に1998年フジTVで放送したドラマ'眠る森'は平均視聴率25.2%を記録したりした。2004年44歳で世を去るまで小説18編、ドラマ12編、断片ドラマ41編などを著述脚色した。


 
韓国訪問を好意的に伝える記事に感謝です。また訪問の先々でも大歓迎していただき本当に感謝しています。ありがとうございました。

 


2007-02-03 18:01  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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韓国にて [取材]

2泊3日とタイトなスケジュールでしたが、すべてのスケジュールを無事にこなすことができました。すべてのセッティングと通訳を担当して下さった黄仙恵(ファン・ソンへ)さんに感謝です。

朝一番の全日空機で羽田からソウルに向かいました。金浦空港からホテルへ直行。チェックインから10分後には仕事のために移動。





昔ながらの街並みが残っているな素敵場所でした。
通りには小物や骨董品などのお店がたくさんあって時間があればゆっくり見て歩きたいと思いました。(右端に写ってます方は今回ソウル滞在中運転を勤めてくださったユン(윤 영진)さんです)



最初の会社訪問の前にスタッフとランチです。
日本の釜飯?と思ったのですが、味付けも具財も韓国スタイルでちょっと違いました。日本の釜飯より具財が豪華で美味しかったです。特に鍋底のおこげは最高でした。


ソダム出版社

最初の訪問先はソダム出版社です。
こちらの出版社は恋愛時代でお世話になった会社です。恋愛時代はいまなお韓国国内でベストセラーだそうです。今回の訪問で初めて社長さんにもご挨拶することができました。とても穏やかで優しそうな方で感激でした。



ソダム出版社の外観です。あら?と思われたかと思います。
日本では出版社というと大きなビルの中に入ってるイメージがありますが、韓国ではこういった個人の住宅だったものを改装しオフィスとして使うのが流行のようです。歴史と伝統のあるソダム出版社ですがオフィスの雰囲気はアットホームな感じでとても居心地のよいオフィスでした。(もちろん大きなビルの中にある出版社もあります)

 
左から黄さん、李さん、全さん、私、竹内さん、孫さん

韓国放送協会にご挨拶にうかがいました。こちらの協会はSeoul Drama Awards 2006 の開催をはじめいろいろな賞を開催しています。また韓国の放送を通じてアジアや世界の国々との文化交流にも力を注いでいるそうです。
ちなみに、SBSドラマ恋愛時代第33回韓国放送大賞、ドラマ作品賞、音楽賞をいただきました。


左からPDジャーナルの李(이 기수)さんと私

韓国の新聞PDジャーナルの取材記事はこちらでご紹介できると思います。また当日TYカメラの取材もありましたのでテープが入手可能の場合はスペシャルにて皆さまにもご覧いただけるよう検討中です。ソネットの技術さんにお願いしてみます。


SBSテレビの社屋(ちょっと見えにくいでしょうか・・・)


東亜日報社屋です


市庁舎(正面)

日韓共催のワールドカップで皆さまもご存知だと思います。当時この市庁舎前広場で韓国サポーターたちが代表選手を応援した場所です。


市庁舎(側面)


今回はテキストではなく写真をたくさん掲載してみました。堅苦しくなく楽しんでいただけたらと思います。またご覧になった皆さまのコメントも楽しみにしています。


2007-02-01 13:44  nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
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応募のお礼と韓国訪問 [取材]

烈火の月多数のご応募ありがとうございました。
ご応募の中からこちらで無作為に選ばせていただきました。該当の皆さまにはその旨すでにメールにてご通知いたしました。早い方はすでに発送済みですが、できる限り速やかにお届けできるよう手配しております。楽しみにまっていてください。


本日、1月29日からソネットエンターテイメントのスタッフと共に韓国へ出かけます。(今回の韓国訪問の模様をブログとコラボレーションしたいと考えています)
今回の一番の目的は、韓国の新聞「PDジャーナル」の取材を受けることです。日本でもメディアの取材を受けた経験がない私が、いきなり海外メディアからの取材で今からすごく緊張しています。
でも、大切なことは作品の内容を正確に伝えることと、野沢作品の素晴らしさや作品にこめた思いをきちんと伝えることだと思っています。思いが上手く伝わることを願っています。

また、滞在中幾つかの映画制作会社・ドラマ制作会社(6社)と出版社(3社)に対しすでにアポイントを入れてあります。2泊3日ではかなりタイトなスケジュールなのですが、このような場をいただけたことは本当に幸せなことだと考えています。恋愛時代恋人よだけでなく、まだまだ素敵な野沢作品があるということをお伝えして帰って来たいと思います。
そして、新たな映像化や出版が叶うといいのですが・・・。

今回の韓国滞在ではプライベート時間ゼロで、前作品でお世話になった方々との久しぶりの再会時間もなさそうでちょっと残念です・・・。
恋愛時代で初めて韓国の人々を知ったのですが、一度親しくなるとまるで家族のように受け入れてくれるところがあり、その温かさが大好きだし訪れるたびに家族と再会したような気持ちになります。
でも今回は仕事優先で頑張ります。

今回の韓国訪問に関しては、後日ブログかスペシャルでご報告いたします。
どうなるか・・・頑張ってきますので、ご期待ください。


2007-01-29 01:32  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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上海がに [取材]

今回通訳をお願いした方が、地元上海出身の方だったので、その方のご友人、知人の方々が連日集まり食事に招待してもてなしてくださいました。日本から来た珍しいさもあってかとても親しく接していただきました。普段の旅行では絶対に体験できない素敵な思い出を作ることができました。本当に感謝しています。

 ちょうど今は上海がにのシーズンですよね。
今回私は生まれて初めて食べました。ありきたりな言い方ですが、とても美味しかったです。かにみそが独特なんでしょうね。日本で食べたかにの種類のみそとは違いました。
例えたらどんな感じでしょうか・・・・・。うん・・・。からすみの触感に似ています。味はうにのような感じでしょうか。初めて食べましたが大好物になりました。日本では高くて手が出ませんが中国ではお手ごろ価格で食べられます。
上海がには淡水(湖)で育つのだとお聞きました。今回初めて知りました。

滞在中レストランでも食べましたが、一番美味しかったのは、通訳のかたのご友人のオフィスでご馳走になった上海がにです。少し小ぶりでしたがみそがたくさん詰まって本当に美味しかったです。

  

また、現地の家庭料理を食べてみたいとお願いした私の希望も叶えてもらいました。同じオフィスでご友人の奥様が腕をふるってくださいました。お料理をするところも見せていただき本当に感激です。

ガラスのボールに入ったものは白えびと言うそうです。みどり色のものはきゅうりのように見えますが、実はそうではありません。きゅうりよりも大きくズッキーニのようなへちまのような形でした。当然日本にはない野菜ですし初めて食べましたが美味しかったです。炒めているのに触感はシャキシャキでした。
もう1つ初めて食たもので癖になり家でも作ってみようと思ったのが、れんこんの中にもち米を詰めて甘く煮たものです。日本ではこういった味付けのものは食べたことないし美味しかったです。(れんこんは日本のものと違い赤みがかっていましたが別品種なのでしょうか?)どれも本当に美味しかったです。何よりのもてなしに、とても感謝しています。
野沢作品が私を中国へ行かせてくれ、素敵な方々との出会いをくれました。

以前、野沢自身もNHKのドラマ作品の取材で中国を訪れたことがありました。そのときに聞いた話で、とても面白く思ったことがありました。
我が家へのお土産にと、乾燥したふかひれを買ってこようと市場へ行ったそうです。そして「一番いい物をください」と言ったところ、市場の方は野沢たちが日本人だと分かり言いにくそうに、「一番いい物は日本産ですがいいですか・・・」と言ったそうです。わざわざ中国で日本産を買うのもと思ったそうですが、やはり品質が良いのでそれを買ったそうです。日本の気仙沼産ふかひれが品質的には一番いいそうです。でも面白いですよね。中国に行って日本産のふかひれをお土産に買ってくるなんて。今回中国を訪ねてそんな出来事もあったと懐かしく思い出しました。

中国でも出版が叶い、多くの方々に作品を読んでいただきたいです。
出版のさいには、日本の方々にもプレゼントさせていただきたいと思います。
詳しいご案内は改めてさせていただきます。


2006-11-27 01:35  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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緑のポスト [取材]

今回の旅で見つけた驚きの1つを紹介します。
郵便ポストです。
何と日本の赤いポストと同じデザインで緑色なのです。
日本やイギリスは赤ですし見慣れないですよね。
もちろん郵便に関わる回収車やEMSの車両も緑でした。
どうして緑になったのか知ってる方がいたら教えて欲しいです。

       

 


2006-11-26 10:14  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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出版システム [取材]

3日目】・・・③

中国の出版のシステムが日本とは全然違っていて、とても面白いと思いましたので紹介させてください。

日本ですと、講談社とか文藝春秋とか幻冬舎といった出版社が作家さんから原稿をもらい店頭に並ぶまでを一貫して行います。たとえ外国作品の場合でも出版社が著作翻訳権を買って同様のシステムですすめます。
でも中国では違うのです。
例えば、下記の作品ですが、

       

出版社名は「人民文学出版社」となっています。ですが、実際にこの本の著作翻訳権を買って制作したのは、今回恋愛時代の出版交渉を進めていますShanghai 99 Readers' Culture Co., Ltdという出版社です。販売する時には国家が決めた大手出版社名を入れて販売します。
どうですか?
ちょっと日本の出版の感覚と違いますでしょ。

このシステムを聞いたときに私が感じたのは、日本のテレビドラマの作りかたと同じシステムだと思いました。
日本ではテレビ局が直接制作する場合と、ドラマ制作会社で作ってもらい各民放テレビ局作品として流す場合があります。中国の出版システムは後者の場合と同じではと思いました。面白いですよね。
国によっていろんなビジネススタイルがあるのだということを、この仕事を通じて知ることができたことは本当に貴重な体験でした。

 


2006-11-25 06:50  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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出版交渉とドラマの話 [取材]

3日目】・・・②

恋愛時代の中国出版にあたり、他の出版社数社ともお話をさせていただきました。その中からこの出版社に決めた理由はLin Yaoの存在が大きかったと思います。
事前に中国に行く前に、電話やメールで何度か打ち合わせをしていくうちに、とても優しく、こちらの話も的確に理解され、信頼のできる方と感じたからでした。実際にお会いしてその感覚は間違っていなかったし、信頼感は確信へ変わりました。

その日、オフィスビルに到着し、1階からLin Yaoさんにお電話を入れ下で待っていました。待ってる間何度かエレベーターの扉が開き人々が乗り降りしていました。私は何となく扉を見つめていました。すると何度目かのドアが開いた瞬間、彼女が降りてくるのが分かりました。逢ったこともないのにひと目で彼女と分かりました。パンツ姿におしゃれなスカーフをした小柄で可愛らしい女性でした。あちらも私たちにすぐに気づいたようでした。瞬時にお互いを確認しあったこのときの感覚はとても不思議でした。
縁というものがあるのでしょか・・・。

出版に関しての話し合いはとても上手く進み、細かな条件面のお話まですることができました。
今回のお話がスムーズにいったのは恋愛時代が韓国でドラマになったことも大きかったと思います。
今上海は、かつての日本のような韓流ブームが起こっていて、みなさん仕事が終わるとさっさと家に帰り韓国ドラマを見るそうです。
韓国においても、反日感情や文化の違いといったものがあるにも関わらず、純粋に原作を評価していただき、ドラマも高視聴率で、韓国版恋愛時代の原作本も好評いただきました。
日本と比て、韓国ではあまり書籍の売り上げは望めないというのが今までの常識でした。そんななか5万部という驚異的な売り上げを記録しました。
この情報をいただいたときには本当に嬉しかったです。日本の作品が他国で受け入れてもらえたことが嬉しかったです。きっと野沢がいたらどんなに喜んだろうと思いました。

交渉が終わり、すこし雑談をしているときに、日本のテレビドラマの話題になりました。Lin Yaoさんは「東京ラブストーリー」が大好きだったらしくしばらくその話題で盛り上がりました。
テレビドラマの話だったら、野沢脚本の作品も何か知ってるのかしらと気になり眠れる森は知っていますか?と訪ねたら、とてもよく知っているし大好きですとおっしゃって、真犯人(中村トオルさん)だった方とご親戚の方がそっくりと、興奮気味に話してくださいました。
その眠れる森は野沢尚が脚本を書いたのですよと言うと、本当に驚いて、脚本家と小説家の野沢尚が同一人物と知って、さらに興味を持っていただけたようでした。

規制の厳しい中国では多くの場合きっと非合法な方法で、日本のドラマ観ているのだとは思いますが、そこまでして、
これほど多くの作品を観てくださって、愛してくださってる事実は本当に嬉しかったです。
著作権を持つ身としては非常に複雑なのですが、それだけ日本のドラマや原作は素晴らしいのだということでしょう。
もう少し時がたって権利問題もきちんと整備され、中国の人たちもたくさん日本の作品を観られるようになったらいいと思いました。


so cuteな蔺瑶(Lin Yao)さんです。

 


2006-11-24 07:16  nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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