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録音図書 [小説]

日頃どのくらい図書館をご利用になりますか?
私は・・・あまり利用している方ではないと思いますが、最近はとても便利で綺麗になっているようですね。

今日は「録音図書」について書かせていただきます。

DSC02384.jpg
<図書館貸し出し用テープ(一部)>

普通に書籍を借りるのは当たり前ですが、小説が録音テープやCDで「録音図書」として貸し出されてることをご存知ですか?
意外にご存じない方が多いと思います。
これは、活字による読書が困難な方向けに小説を録音し作成されたものですが、障害をお持ちの方だけでなく、ご高齢の方や治療中の方など、ご自身で読書をすることが難しい方のために製作されたものです。
とても良い試みだと思います。
生前野沢もこの試みに協力させていただいてりました。その意思を継ぎ私も協力させていただいています。
現在どのくらいの図書館で実施されているのか分かりませんが、全国ずべての図書館に置かれ、ご自身で読書が困難な方も気軽に小説(文学の世界)に触れられるようになったら素敵だと思っています。
そのために、少しでもお役にたてるなら嬉しいです。



2009-02-09 10:51  nice!(4)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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『ラストソング』本日発売 [小説]

        ラストソング本日発売です!        
            

ラストソング (講談社文庫 の 11-8)

ラストソング (講談社文庫 の 11-8)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/02/15
  • メディア: 文庫


     創作活動に携わる人々の多くは
      誰か(愛する人々)のために
  作品を生み出しているのではないでしょうか
          野沢もそうでした
      身近な人間(家族)をとおして
多くの視聴者、読者にメッセージを伝えていたと思います
          ラストソング
     そんな思いが強く込められた作品です

            あと数年で
 子供たちは主人公と同じような青春時代をむかえます
       きっといろんなことに悩むでしょう
            そんなとき
         ラストソングを読んで
   野沢(父)の思いを感じて欲しいと願っています

父親の存在そのものとして残された作品に感謝しています


2008-02-15 00:29  nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
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『ラストソング』発売日決定! [小説]

小説『ラストソング』2月15日(金)発売に決まりました。

出版社を講談社に変えての再販になりますが、担当編集者のかたも一生懸命に
対応してくださりとても感謝しています。ありがとうございました。
一番喜んでいるの野沢だと思います。

ゲラチェックの原稿と共に送られてきました文庫カバーを、どこよりも早くご紹介いた
します。(若干の微調整はあるかもしれませんが、概ねこのスタイルだと思います)
私はとても気にっています。本の内容をイメージさせる素敵なイラストと思います。

 


2008-01-25 18:08  nice!(4)  コメント(10)  トラックバック(0) 
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小説『龍時』全3巻韓国出版決定!! [小説]

ここ数日、本当に寒くなってきましたが、風邪などひいてませんでしょうか。

さて、嬉しいお知らせです。
本日、サッカー小説『龍時』全3巻の韓国出版の契約書にサイン致しました。
出版社は「恋愛時代」と同じソダム出版社です。

出版時期に関しては、これから翻訳作業を終え、打ち合わせをしながら決めていくことになっていますが、来年2月に『ラストソング』の出版がありますので、少し後の同年夏ごろになるだろうと言うのが現在の状況です。詳細が決まりしだい随時お知らせしていきたいと思います。

今回の契約によって、『ラストソング』に続いて、新たな作品『龍時』を読んでいただけることは本当に嬉しいです。韓国でいままで出版された作品とまったく違った作風を知っていただくことによって、野沢尚という作家の素晴らしさを、お伝えできたらと思います。

ソダム出版社の社長とお話させていただき、改めて作品は生きていて、これからもずっと生き続けていくのだと感じました。

 


2007-11-30 15:54  nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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『ラストソング』国内出版決定!! [小説]

『ラストソング』講談社より2008年2月出版決定です!!

つい先日、韓国での出版が決定したとのご報告をしたばかりですが、すぐに日本国内出版という嬉しいご報告ができて、本当に嬉しく思います。そして、野沢の願いを少しでも叶えてあげられた喜びでいっぱいです。

昨年から何度となく講談社の編集者の方にお話申し上げていました。しかし、なかなか上手くいかず実現まで時間がかかっていました。
この度、念願かなって出版できるようになったのも、ブログをご覧の皆さまからの声があったからと思っています。ありがとうございます。
また、私も海外出版や国内再版に対してここまで頑張れたのは、野沢作品を愛してくださる皆さまの思いが大きな支えとなったからです。重ねてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

野沢の残した作品をより多くの方に読んでいただけるように、そして、愛してもらえるようにこれからも頑張ります。ファンのみなさまありがとうございました。

 


2007-09-04 11:33  nice!(3)  コメント(14)  トラックバック(0) 
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『ラストソング』を読み終えて [小説]

ラストソング

 

                                           これは、
                    まだアナログのレコードに針が落ちていた頃、
                                      青春も音楽も、
                       あの塩化ビニールのドーナッツ盤のように
                             傷つきやすかった頃の物語。

                               スターを夢見る八住修吉と
                            運命的な出会いをした稲葉一矢。
                                 それを見守る庄司倫子。

                                        自分のロックで
                                  成功する夢を持つ彼らは
                                          東京へ旅立つ。
                                               しかし
                                        待っていたのは
                                  苦しい下積み生活だった。
                                荒んでいく修吉を見守る倫子、
                                   その倫子を慰める一矢。
                               微妙なバランスでつながる三人。

                                        そんな状況で
                            注目を集めたのは一矢の音楽だった。
                                            逆転する
                                      修吉と一矢の関係。
                                   三人の選んだ道は・・・・。

 

久しぶりに読み終えて、またいつもの場所で涙してしまいました。
3人がそれぞれの人生に向かって一歩を踏み出そうとする場面と、修吉と一矢の別れの場面です。そして一番好きなセリフは、かつて修吉が一矢に言った一言です。
「そのカンテラは・・・これから俺が持ってやる。その光で、俺が、お前の道を、照らしてやるから」
この言葉はとても大切で重要な意味を持っているとともに、一矢と修吉のキャラクターを見事に表現してると思いました。


残念ですが現在ラストソングは絶版で、図書館か古本屋さんでしか手に入らないと思うのですが・・・。
みなさまも、ぜひ一読くいただけたらと思います。心優しくなれる作品です。

 

 


2007-08-13 01:06  nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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『ラストソング』 [小説]

ラストソング・・・・・だいぶ昔の作品ですでに絶版になっているのですが、図書館でお読みいただいたとブログにコメントをいただき、私自身も懐かしく思い出し、もう一度読んでみようと思いました。本の表紙をめくると・・・・こんな言葉で始まります。

           十数年後に、

           彼らと同じような青春時代を迎えるかもしれない、

           崚と優に──────

崚と優は子供たちの名前です。
このラストソングを書いた頃、子供たちはまだ3歳と赤ちゃんだったと思います。
いつか2人の子供たちが主人公と同じ年齢になったとき、友情や恋愛、そして人生に悩んだら、この作品を読んで込めた思いを受け取って欲しいと思い書いたのだと思います。
それほどの愛情と思いを込めて書いた作品ですから、読んでくださる多くの方々にも、子供たち同様にメッセージが伝わることと、信じています。


構成は「序章」・「第一部 出発」・「第二部 流浪」・「第三部 訣別」・「終章」となっていますが、各章の冒頭にそれぞれの章をイメージした文があります。ご紹介します。

 

「第一部 出発(たびだち)」 

なんて冷たいかわいらしい手、
わたしに暖めさせて下さい。
捜して何になるのでしょう?
この暗闇では見つかりそうもありません。
でも幸いなことに今晩は月夜で、
ここに、わたしたちの傍に、月がいるのです。

─────── プッチーニ 『ボエーム』

 

「第二部 流浪」

明け方には雨が降るかもしれない、
けれど頭上には虹がかかるさ。
誰かに愛されるんだ。
誰かに愛してもらうんだ。
手おくれになる前に。

───────イーグルス 『ならず者』

 

「第三部 訣別」

俺たちは約束し、いつまでも忘れないと誓い合った。
決して退却しない、決して降伏しないということを。
死守することを誓った嵐の夜の、血を分けた兄弟たちよ。
俺たちは決して退却しない、決して降伏しない。

───────ブルース・スプリングスティーン 『ノー・サレンダー』

 

私もこの作品は大好きです。
今日から、また読み始めます^^
後日コメントを書かせていただきます。


2007-08-02 00:13  nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
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週刊ポスト [小説]

6月15日発売の「週刊ポスト」のBook Reviewのコーナーに、
時間を忘れる文庫ガイドとして、野沢尚作品、『ひたひたと
ご紹介していただいてます。

     

 

毎月多くの作品が出版になるなか、大変ありがたいことだと思っています。
ポスト編集部の方々にお読みいただいたこと、感謝しております。
これを機に、「週刊ポスト」をご購読の皆さまにも作品を知っていただき、読
んでいただけたら、こんな嬉しいことはありません。

今週発売の「週刊ポスト」も、興味深く読ませていただきました。
特に、介護にまつわる記事は、ひと事ではなく、近い将来自分にも関係
する問題です。こうして取り上げることによって、少しでも改善の方向に
向かうきっかけになればと思いました。
山田さま、見本本をご送付くださいまして、ありがとうございました。

 


2007-06-12 13:48  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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『ふたたびの恋』   [小説]

               ふたたびの恋』  

              シーズンオフの沖縄
           リゾートホテルでの偶然の再会
                  女は
             売れっ子シナリオライター
                 そして男は、
          知る人ぞ知る、かつての有名脚本家

             ふたりは昔の恋人同士
                  女から  
          
ストーリー作りの手助けを頼まれる
                  期限は、
              ホテル滞在の3日間
                選んだ題材は
           “再会した恋人同士の悲恋物語”
                 タイトルは
              「いま、ひとたびの恋」
            二人の紡ぎだすストーリーは、
             お互いの恋愛観にも重なる
               かつての恋愛感情を
             探り合うかのような台詞選び
         どこまでが虚構で、どこからが現実なのか・・・
 

             *        *         *   

     舞台ふたたびの恋をご覧になった方はいらっしゃいますか?
     東京、名古屋、大阪と3都市をまわって行われた舞台ですが、
     野沢がかつて書いた舞台脚本『恋人たちの短い夜』にも似た
     心温まるラブストーリーです。
     劇中の台詞で、野沢自身のことではと感じる台詞を・・・・・

      男   いいか、祈りだ。
          それがないドラマはすぐに忘れられていく。
 
     
     俺たちは悲しいことに、
          電波になって人々の間を   
          すり抜けていくようなものを作ってるんだ。
          このドラマがあなたにとって、
          素晴らしい時間でありますように。
          未来への希望でありますように。
          見た後、周りの人に優しくなれますように・・・・・ 
          そういうドラマを受け止めてくれ、
          がっちりその手でつかんでくれと
          強く祈らないでどうする。

     女    顔の見えない相手よ。シャドーボクシングよ。
          万人に対して祈れって言われたって・・・・・。

     男    だったら身近な人間だ。
           たった一人のためでもいいから、
          このドラマを見てほしい、
           このドラマで心を揺さぶられてほしいと祈れ。

                       舞台「ふたたびの恋」より

        

       パルコ出版から発売されています「ふたたびの恋」
       のシナリオ本です。CD付ですので、音楽を聞きな
       がらお読みになると舞台の感じを体験できると思い
       ます。ご一読してみてはいかがでしょう^^

     
  
 

               


2007-06-08 02:55  nice!(3)  コメント(9)  トラックバック(1) 
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『ひたひたと』本日発売! [小説]

        5月15日『ひたひたと』文庫本発売日。 

以前取材させていただきました明正堂書店に、突然お邪魔させていただきました。
実は、今まで野沢尚作品を手にとって会計に向かう人を目撃したことがないのです。意外に思われるかも知れませんが、案外そういった場面に出くわすことって無いのです。

先日、『ひたひたと』のサンプル本を届けに来てくださった編集者さんにお聞きしたところ、「結構な大型書店でも単行本が日に3冊売れたらすごいほうですよ」と言われました。そう出くわさないのも納得でした。なぜそんなこと聞くのかと不思議そうにしている編集者さんに、「15日は、新刊発売日なので、決定的瞬間を目撃しに書店に行ってみようと思う」と言いました。すると、「手にとって、よーく観察して棚に戻された瞬間は落ち込みますよ。大丈夫ですか?」と聞かれ、若干気持ちが揺らぎましたが、何でも体験してみたい私としては、「そういったことも覚悟で行ってみようと思う」と答えました。好奇心旺盛な私に、心配そうに気を使って「文庫はもう少し数が多く動くと思うから、そういった場面に出会えるかもしれませんね」と言ってくださいました。優しい編集者さん気を使わせてしまいすみませんでした。  



本日12時半頃に書店に伺いましたら、担当者の方が昼食中でしたので、近くで時間をつぶして再度1時頃にお邪魔させていただきました。本日は新刊ラッシュだったらしく、他の作家さんの作品もたくさん並び賑やかな店内になっていました。もちろん野沢尚作品も綺麗に飾られお客様を出迎えていました。
書店の方にお話を伺いながら、少しの間店内におりましたが、残念ながら手にとってレジに向かう方にお会いすることは出来ませんでした。でも、書店の担当者さんが言うにはこちらの店舗では夕方からが一番本が売れるとのことでした。確かに立地的にも通勤帰りの方々が立ち寄っていかれる書店だと思いました。
今度うかがうときは夕方を狙っていこうと思いました^^ 

上の写真のポスターは、書店の方が近所の写真屋さんのコピー機で拡大して手作りで作成したものだそうです。毎回アイディアと努力には脱帽です。

「ちょっとこちらに・・・」と書店の方に案内していただいて行った先にピックリ!!
上記写真のように野沢尚作品を出版社の枠を取り払って、一箇所にまとめてフェアーのように展開してくださっていました。とても嬉しかったです。このような並べ方をしてくださると、今まで知らなかった野沢尚作品に気がついて買ってくださる方も多くいると思いす。本当にありがとうございます。

 

いつ訪ねても素敵な書店です。突然ごめんなさいね増山さん^^ 

 

ひたひたと (講談社文庫 の 11-7)

ひたひたと (講談社文庫 の 11-7)

  • 作者: 野沢 尚
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/05/15
  • メディア: 単行本

 


2007-05-15 19:55  nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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